端午節と中国茶がつないだ、72人の日中交流

日中学生交流
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日中学生交流団体freebird関西支部主催の交流イベント「端午と中国茶の彩りフェスタ」が大阪多元文化センターにて開催された。

 2026年6月14日、日中学生交流団体freebird関西支部主催の交流イベント「端午と中国茶の彩りフェスタ」が大阪多元文化センターにて開催された。大阪大学、関西大学、立命館大学、神戸大学など関西地域の28大学から集まった日中両国の学生72名が参加し、中国の伝統行事である端午節と現代中国の茶文化をテーマに交流を行った。伝統文化体験と青年交流を組み合わせた本イベントは、日中青年の相互理解と友好促進を目的として実施された。

全員での記念写真

 会場内は端午文化と中国茶文化をテーマに装飾され、茶文化展示コーナーや中国らしいフォトスポットが設置されるなど、没入感のある文化体験空間が演出された。「茶友」の文字オブジェや「我在大阪等着你(大阪で待ってるよ)」をモチーフにしたフォトスポットには多くの参加者が集まり、写真撮影を楽しむ姿が見られた。参加者の多くはInstagramや微信(WeChat)のモーメンツなどのSNSを通じてイベントの様子を発信し、中国文化の魅力を広く共有した。

端午節をテーマにした会場装飾

「我在大阪等着你」のボードを手に写真を撮る様子

 交流セッションでは、学生たちが大学生活や食文化、社会習慣などをテーマに自由に意見交換を行った。中国人留学生は端午節の風習や中国茶文化、各地域の特色ある文化について紹介し、日本人学生も中国文化に対する関心や自身の考えを積極的に共有した。交流が進むにつれ会場の雰囲気は一層和やかになり、参加者同士の距離も自然と縮まっていった。

班ごとに行われたアイスブレイク

 イベントの目玉の一つとなった中国茶文化体験コーナーでは、伝統茶の試飲と新式茶飲体験を組み合わせ、中国茶文化の継承と革新を紹介した。会場では楊枝甘露(ヤンジーガムロ)やライチ烏龍ミルクティーなど、中国で人気の新式茶飲が提供されたほか、中国六大茶類をテーマとした体験プログラムも実施された。

 伝統茶体験では、茶葉に関する知識紹介に加え、性格や嗜好に応じた茶葉診断や試飲を通じて、緑茶・白茶・黄茶・青茶(烏龍茶)・紅茶・黒茶それぞれの特徴について学んだ。参加者は、自分に合った茶葉を探しながら、中国茶文化の奥深さや多様性への理解を深めた。また、伝統茶と新式茶飲を比較しながら体験することで、中国茶文化が現代社会の中でどのように発展・継承されているのかについても学ぶ機会となった。

会場に並んだ72杯の中国ティー

 文化体験プログラムでは、端午節講座を通じて屈原伝説やドラゴンボートレース、粽(ちまき)の由来、香袋文化などについて紹介し、参加者の理解を深めた。また、漢服講座では中国伝統衣装の歴史や特徴について解説が行われ、中国文化への関心を高める機会となった。

端午節に関するミニ講座

漢服文化を紹介する中国人留学生

 交流を促進するため、会場では「以心伝心ゲーム」も実施された。参加者72名は12グループに分かれ、「中国の美食」「中国旅行」「中国文化」などをテーマに協力しながら挑戦した。事前の相談なしにできるだけ同じ答えを書くことを目指すゲームで、グループ内での議論や交流が自然と生まれ、会場は笑顔と歓声に包まれた。

 自由交流の時間には、端午節の香袋づくりや伝統茶の試飲体験なども行われた。参加者は中国文化を体験しながら、学業や生活、文化の違いなどについて語り合い、新たな友人との交流を深めた。

「茶友」の文字オブジェを囲んだ撮影

端午節フォトブースでの撮影

 イベント終了後には参加者から多くの好意的な感想が寄せられた。「交流を楽しみながら中国文化について学ぶことができた」「中国茶や漢服、端午文化を体験できただけでなく、多くの新しい友人と出会うことができた」などの声が聞かれ、本イベントが文化理解と友好促進に大きく寄与したことがうかがえた。

 本イベントは、端午文化体験、中国茶文化交流、多彩な交流プログラムを通じて、日中学生が互いを理解し合うための貴重な機会となった。参加者は中国の伝統文化と現代文化の両方に触れることで、中国社会への理解を深めるとともに、国境を越えた友情を育んだ。グローバル化やデジタル化が急速に進展する今日において、青年同士が直接顔を合わせて交流する機会の重要性はますます高まっている。祭りや食文化といった日常生活に根ざした文化を通じた交流は、固定観念や先入観を取り除き、相互理解を深めるとともに、日中両国の若者がよりリアルで多面的な相互認識を築くための貴重な契機となる。

中国ティーでの乾杯

色鮮やかな漢服姿

 日中学生交流団体freebirdは2005年2月に上海で設立され、現在は関西・関東・北京・上海の4支部体制で活動している。「日中学生の相互理解の場を創出する」ことを理念に掲げ、継続的に青年交流活動を展開している。今後も文化体験や社会実践、青年交流をテーマとした活動を通じて、日中両国の相互理解と友好関係の発展に貢献していく。

 なお、本イベントは西日本地区中国留学生学友会、大阪大学中国留学生学友会、大阪公立大学中国留学生学友会、桃山学院大学中国留学生学友会、立命館大学中国留学生学友会の協力のもと実施された。*                                                               (写真提供:日中学生交流団体freebird関西支部)

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