北京市内の複数の大学ではこのほど、国際青年文化祭や国際カーニバルなどの文化交流イベントが相次いで開催された。マレーシア、フランス、ベルギーなどからの華人留学生たちは文化交流の担い手として、各国の特色ある料理や工芸品、歌や踊りのパフォーマンスを通じて、それぞれの国の魅力を紹介した。
対外経済貿易大学で開催された国際青年文化祭では、71か国から100を超える特色あるブースが出展された。ベルギー・ブリュッセル出身の華人留学生、王心慧さんは、チョコレートやワッフルなどの名物菓子を用意したほか、『スマーフ』や『タンタンの冒険』といった人気漫画のキャラクターが描かれたトートバッグも展示した。
王さんは、「ベルギーは“漫画王国”として知られています。これらの有名なキャラクターはすべてベルギーで生まれました」と紹介した。『タンタンの冒険』は多くの中国人にとって子ども時代の思い出となっているが、その作者がベルギー人であることは意外と知られていない。王さんは文化祭を通じて、より多くの人にベルギーの漫画文化を知ってほしいと語った。
フランスブースでは、フランス出身の華人留学生、曾志恒さんが仲間とともにフランスの名曲を披露し、多くの中国人・外国人学生や教職員の注目を集めた。
曾さんはパリで育ち、4年前に対外経済貿易大学の経営学部に入学した。イベントでは流暢な中国語でクレープやバゲット、チーズなどのフランス料理を紹介し、ブースには長い列ができた。「多くの学生がフランス料理に興味を持ってくれてうれしいですし、フランス文化を紹介できることもとても光栄です」と話した。
会場にはインドネシア名物のレモングラスチキンライスやジャガイモの揚げ菓子の香りが漂い、陳さんは南洋風の伝統衣装を身にまといながら、インドネシアらしいデザインの文創グッズを展示した。
陳さんは「インドネシアには豊かな森林資源があり、多種多様な動植物が生息しています」と説明し、現地特有の花や国宝級動物であるコモドオオトカゲをモチーフにしたキーホルダーやカードケースを紹介した。「こうした身近で実用的な品を通じて、より多くの人にインドネシアを知ってもらいたい」と語った。
また、中国伝媒大学の国際文化祭では、各国の留学生が次々とステージに登場し、民族舞踊やラップ、民族衣装ショーなどを披露した。
マレーシア出身の華人留学生、黄大洲さんは文化祭の運営準備にも参加し、ベトナム、ミャンマー、シエラレオネなど20以上のブースとの調整役を務めた。
黄さんは「国際文化祭を成功させるのは簡単ではありません。テーマ企画から出演者の練習まで、チームで約2か月かけて準備しました」と振り返る。
さらに、「多くのマレーシア系華人留学生が積極的に参加し、カレーチキンやナシレマなどの郷土料理だけでなく、歌や踊り、中国ゴマ回し(扯鈴)、二十四節令鼓などのパフォーマンスも披露しました」と紹介した。
黄さんは、「学生たちがキャンパスの文化祭を通じて各国の文化に触れ、理解を深めることができたのは大変うれしいことです。まさに『キャンパスを出ることなく世界を見る』という体験が実現できました」と語った。(2026年5月30日 出典:中国新聞社)




